空気調和方式の種類は次の6つだよ!
- 定風量単一ダクト方式(CAV)
- 変風量単一ダクト方式(VAV)
- 床吹き出し方式
- ダクト併用ファンコイルユニット方式
- 大温度差送風方式
- エアフローウィンドウ方式
ここではそれぞれの特徴を解説するよ!
詳しい解説はリンク記事を見てね!
定風量単一ダクト方式(CAV)
送風量を一定にして送風温度で調整する空調方式
デメリット
- 部分的な空調の運転・停止ができない(室ごとの調整ができない)
- 各室ごとに温度差のアンバランスが生じる
変風量単一ダクト方式(VAV)
送風温度を一定にして送風量で調整する空調方式
メリット
- 室の負荷変動に対応しやすい
- 間仕切りの変更に対応しやすい
床吹き出し方式
床面から空調空気を送風する方式
メリット
- 吹出口の移動や増設に対応しやすい
- OA機器の配置換えなどへの対応が容易
デメリット
- 冷房時は垂直温度差が生じやすい(足元は寒く天井は温かいまま)
- 冷房時は吹出し温度差を大きくできない
※吹出し温度差
→室内温度と送風空気温度の差
ダクト併用ファンコイルユニット方式
ダクトとファンコイルユニットを併用する方式
ダクトでインテリアゾーン、ファンコイルユニットでペリメータゾーンを空調する
メリット
- 全空気方式に比べて空気搬送動力が小さい
デメリット
- 外気冷房を使いにくい(ダクトが小さいため)
※インテリアゾーン
→室の中心部
※ペリメータゾーン
→室の端部(窓際5mぐらい)
※外気冷房
→外気を取り込んで冷房すること
大温度差送風方式
吹出し温度差の大きい空気を送風する方式
※吹出し温度差
→室内温度と送風空気温度の差
メリット
- 送風量が少なくなるのでダクトサイズを小さくできる
エアフローウィンドウ方式
2枚の窓ガラスの間に空調空気を送風する方式
メリット
- 日射や外気温度による窓面の熱負荷を軽減できる
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