消火設備

水噴霧消火設備

噴霧した水で燃焼面を覆う窒息効果と水による冷却効果で消火する。

粉末消火設備

粉末状の消化剤を放射し、熱分解により発生する二酸化炭素や水蒸気による窒息効果と冷却効果で消火する。

泡消火設備

燃焼物を泡の層で覆い窒素効果と冷却効果で消火する

ガソリン火災（駐車場）や油火災の消火に使われる

不活性ガス消火設備

窒素やアルゴンなどの不活性ガスを放出し、酸素の容積比を低下させ窒息効果で消火する

電気系統や絵画など水に濡らせない場所に使われる

設備

• 貯蔵容器は防護区間以外の場所で４０℃以下の場所に設ける

• 防護区間（行先）が２つ以上あって貯蔵容器を共有する場合、防護区間ごとに選択弁を設ける

• 不活性ガス消火設備を設置する防護区画には放出された不活性ガスが安全な場所に排出するための措置を講じる

• 消火剤に窒素を使用する場合は圧力上昇を防止するための避圧口を設ける

• 換気装置は、消火剤（ガス）の放射前に停止できる構造とする

安全対策

• 全域放出方式、局所放出方式につながる非常用電源は１時間作動できる容量とする

• ボイラー室など火気を使用する防護区画の場合は消火剤は二酸化炭素とする

• 常時人がいない部分は全域放出方式とする

• 常時人がいない部分以外(人がいる可能性のある部分)には全域放出方式、局所放出方式は禁止

※防護区画とは不活性ガスを放出する室のことだよ！

ハロゲン化物消火設備

臭素化合物による燃焼反応（化学反応）の抑制効果で消火する。

容積が小さくても単位面積あたりの消化力が大きい。