・鉄筋は引張に対して強い。
・コンクリートは圧縮に対して強い。
二つ合わせることで引張と圧縮の両方に強い構造物になる。
線膨張係数は鉄が12.1、コンクリートが12でほぼ等しい。
コンクリートはアルカリ性だが、空気中の二酸化炭素によって表面から中性化していく。内部の鉄筋まで中性化が進むと鉄筋が腐食する。
コンクリートの中性化を調べるにはフェノールフタレイン溶液を吹きかける。紫色に変色すればアルカリ性。変色しなければ中性。
・鉄筋の役割
軸方向の主筋は曲げ応力に対して強い。
周方向の帯筋(あばら筋)はせん断応力に強い。
柱の周方向の鉄筋は「帯筋」。梁の周方向の鉄筋を「あばら筋」という。
帯筋、あばら筋の外側からコンクリート表面までの最短距離を「かぶり厚さ」という。
土に接する部分や高熱を受ける部分はかぶり厚さを大きくする。
基礎の捨てコンクリート部分はかぶり厚さに算入しない。
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